2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

長井秀和風に

電力会社の株主総会に行っては、株主提案議案に修正動議を掛けまくっています。べーです。社長の後ろの3メートル四方の空気が変わる、それまで偉そうにしていた連中の表情の変化が、堪まりません。それでは、お話させていただきます。

抗告棄却決定キター

http://it.nikkei.co.jp/it/newssp/fuji_vs_livedoor.cfm?i=20050323ra000ra というわけで、結論は当然と思っているわけですが。 理由が、原決定と比べて「容赦ない」書き方になっていると感じました。こちらの方が、判例・(実務的)通説に忠実なのではない…

個人的には

実はサッカー中継と矢口真理*1のDJしか聞いていませんでした。サッカー中継ならTVでもやるし、矢口もこの3末でクビになってしまいますので、1242の放送局がなくなってもあまり困らないかも、と思っていたりします。 AMラジオ自体、将来の展望が描きに…

焦土戦術

一時期は本当に遠慮のかけらもなくやってましたが、流石に鎮静化したのでしょうか? いくら完璧に焦土戦術を遂行しても、1242KHzの放送免許を持って行けないことに気が付いたのでしょうか? もっとも、あのまま進んでいればいたで「株主代表訴訟に堪える主要…

もうすぐ市民になれるのに

ネタが切れましたね。

楽しみ

旬刊商事法務の広告@日経21日1面によると、異義申立決定が資料として載るらしく、楽しみです。いや、ブログを書くためじゃありません。今後の商事法務実務のための勉強です。そんな、公私混同する人間みたいに言わないで下さい。どきどき(^^;)

株主総会スタッフは

必ず「株式交換」を「株主交換」と言い間違ってしまうんだ。間違いない。 形式上は子会社株式を親会社株式に交換する手続でも、スタッフにとっては一般株主多数を親会社株主に統一する手続以外の何物でもない。スタッフが裏で言っているうちは良いが、訂正す…

そもそも

昨日の日記(といっても書いてる日は同じ)で「株式譲渡制限」というキーワードが出てきて思い出しました。 乗っ取りが怖い会社の為に、「株式譲渡制限」という制度があったのですね。 株式会社というものは、そもそも誰にでも買われる可能性があるものです…

で、どうしろと。

3月19日の日本経済新聞9面に、新会社法の法案要綱が出ています。 これまでにも、何度か会社で取っている旬刊商事法務で読んではいるのですが、未だに良く分かりません。 これまでは、株式会社3種(大会社、中会社、小会社)と有限会社の4種類知ってれ…

スケジュール その2

先日でっちあげたスケジュール叩き台(らしきもの)に、監査役さまが直々にコメントを下さいました。曰く「監査報告書提出の前に株主総会招集取締役会のマークがあるのはまずいだろう」とのこと。 慌てて過去の株主総会招集通知の監査報告書をチェックすると…

追記

http://www.tez.com/blog/archives/000397.html で見つけたB/Sによれば、流動資産が約3,800億円。配当に500億使っても、余裕ですね。うらやましいです。

保全異議却下

全文を読みたいのですが、どこにあるのでしょうか? 日経に出ていた要旨だけ読んだ限りでは、仮処分決定と比べて私の感覚に近いですね。 おそらく、判例により近い立場から判断されたのでしょう。そうでなければ、記者が私と同じ価値感を持っていたという事…

致命的な無知

先日、取締役企画部長さまから「6月○○日に定時株主総会が開催されるものと仮定して、必要な取締役会の日程など仮スケジュールを作りなさい」という指示がありました。で、過去のスケジュールを基に、カレンダーの曜日を直して、GWがらみの調整をして、そ…

本音と建前

私が社会人になるずっと前から「大人は本音と建前を使い分けて、ずるい」みたいな話がありました。正直、自分は高校生ぐらいから「社会に出たくない」と思っていました。 しかし力及ばず、仕方なく社会人になり、法学部出身というだけで(会社法など全く勉強…

結論は……

http://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20050312#p01 こちらに、書きたい事が全部書かれていました。流石に実績のあるサイトは違うなあと思いました。が、 さて、ここからが本題なのですが、 私の書きたい事を全部書いて、それでやっと前置きですか? 格が違う…

仮処分決定全文

読みました。思いの外長かったですね。 ニッポン放送の言い分を一通り聞いていたのがある意味意外でした。商法的な主張とは感じられませんでしたから。 まあ仮処分なので、処分の影響の大きさというのも評価する必要があったかもしれません。しかし、逆に言…

一審は

ようやく司法が意地を見せたようですね。良い事です。 取締役久保利先生の活躍が待たれます。

そんなことできるの?

http://magia.at.webry.info/200503/article_7.html によれば、LFが、ライブドアの立会外取得株式の名義書換を拒否したとのニュースがNHKで流れたとか。工エエェェ(´д`)ェェエエ工 フジサンケイグループも使った*1、違法行為でない脱法行為に対してそこまで…

火に油

http://my.casty.jp/kirik/html/2005-03/03-09-44223.html 切込隊長氏のブログは「立場を弁えた無責任な評論」が心地良く読めて好きなのですが、何か凄い事になってるっぽいです。「もう一つの賽」彼の望む目は、私の望む目と同じなのか、それとも……どちらに…

子会社化の定跡

いや、このブログは別にホリエモンを支持しようなんてこれっぽっちも思っていないのですが。フジサンケイグループの資本政策が許せないだけです。 支持していない証拠として、ライブドアがリーマンブラザースに出した転換社債を解説すべきなんでしょうが、難…

問題点その3?

3というよりは、1の続きっぽいですけど。敵対的買収への新株発行による対抗は、厳格に評価する必要があります。安易に認めると、株式会社という制度自体の否定につながるためです。取締役は、株主から、株価が上昇させる事を目的として選ばれます。なんか…

問題点その2

LF問題、新株予約権の発行価額の安さは、終電なくすまで飲んだ帰りでも書かずにはいられません。飲み会の席でネタにした手前もありますし。件の新株予約権、払込価額が安過ぎます。 1株当りの発行価額が6000円足らずなのは、安過ぎて既存株主を馬鹿にしてい…

独占禁止法上の問題

http://lawyers.cocolog-nifty.com/blog/2005/02/post.html *1 「グループの連結対象から外れたら、コンテンツの供給を止める」というコメントは、刑事法上の脅迫にあたるのではないか、と思っていたら、刑事法のまどろっこしい手続き以前にこんな解釈があり…

問題点その1

そろそろ「なぜニッポン放送の新株予約権が許せないか」の結論を書く準備が整ったと思います。問題点その1 新株予約権発行の理由 「新株予約権発行の目的は資金調達以外にない」と前に述べました。ところが、ニッポン放送の新株予約権発行のニュースリリー…

移転の理由

mixiからはてなに移って来た理由をまだ書いてませんでした。トラバ打ちたかっただけです。http://ishidatic.com/ に。 法律ネタサイトとしては、実績も経験も大差なので、法解釈に期待する方は、是非、上記の「さむいし」へ行くべきと思います。まだLFネタの…

新株発行価額の決め方

ここまで説明したことから言えば、新株は時価で出す、つまり前日の終値で出さなければおかしいという事になります。 でも実際は、前日の終値で新株を出すケースなんてほとんどありません。何故でしょう? 第三者割当増資をする最大の理由は、スピードです。…

IRのルール

書き忘れていた事件を思い出しました。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050222-00000018-mai-bus_all 熊谷副社長のフライングリリースは、本来なら致命的なミスだと思います。 CXの皆さんは本気で突っ込んでないみたいですけど。株取引は公平な条件…

第三者割当の限界

さて、前回は、なぜわざわざ「株」なんて単位を使うのか、という説明をしました。 その関連で、第三者割当増資の原理も説明してしまいました。 とはいえ、第三者割当増資があると、株価(企業価値評価)的には損しないものの、選挙の票の価値は確実に下がり…