問題点その2

LF問題、新株予約権の発行価額の安さは、終電なくすまで飲んだ帰りでも書かずにはいられません。飲み会の席でネタにした手前もありますし。

件の新株予約権、払込価額が安過ぎます。
1株当りの発行価額が6000円足らずなのは、安過ぎて既存株主を馬鹿にしています。

即、新株が発行されるのであれば、まだ弁解の余地があります。欲しい時、欲しい額をキャッシュで出してくれるのであれば、直近の時価でなくても正当化される余地があるのは、前に説明しました。
しかし、これは新株発行ではなく、新株予約権です。市場動向次第では行使の必要のない、新株予約権です。

つまり、株価が上がれば(というか、現在の株価水準が続けば)、行使+即売却でボロ儲けできます。しかも、行使可能になる前に株価が下がれば、(1株あたりでは)わずかな出資以上の支払いは不要なわけです。
少なくとも、株価が下がってもその会社と心中するという覚悟を見せないと、周囲は納得しません。

時価より安く新株の発行を受ける権利を、特定の株主のみに与えるというのは、既存株主に著しい損害を与えることになります。必要な資金を得るために新株を直ちに発行するならともかく、予約権だけ出すのは既存株主への嫌がらせ以外の何物にもなりません。
時価以下での新株予約権は、まさにポイズンピルそのものです。


まとまらなくて、すみません。