そもそも株式

 で、株式の性質の解説をする訳です。なんか前にもこのタイトルを書いたような気がする、と思ったら、ありました。
そもそも株式 - べーの日記でも、今回問題にしたい点には触れてませんでした。
 むしろ、こちらシリーズ3そもそも「株式」って - べーの日記の方が近いですね。

* 複数のスポンサーがお金を出し合う場合に、どのように責任・利益を分けるか
 ある程度大きい事業になると、一人の資金では立ち上げられません。そこで、複数の事業主がお金を出し合う事になります。

 さて、問題は、複数の事業主の誰かが「早く投資を回収したい」と言い出した時にどうするか、という点です。「株を売る」というシステムがなかったら、その1人のために事業全部を売却処分するか、早期の回収を諦めさせるか、どちらかしかありません。そうなると、株式会社への出資のハードルが上がってしまい、「多数の出資者から資金を募る」という目的に反します。
 「売る事ができる」という特徴は、株式の本質です。会社の価値が低下して株価が下がるのは仕方ありませんが、それでもとにかく「会社の価値×持株比率」の現金に換金できること、それができなければ株式ではありません。

 といったところで、今日はもう寝ます。続きは近日中に書きます。